人生めも

戯言

2.28




2016年、閏年。2月29日があるって最高だぞ!

と言うのも、仕事始めが3月1日。2016年だから1日分お休みが多い、なんともラッキーな2016年である。

明後日からお仕事、なので、必要なものたちを諸々と揃えた。とりあえずブラウスと歯磨きセットとストッキングを購入した。それくらいで良いかな、どうなんだろう。そして何よりも一番のお気に入りは新調した枕だ。短時間で良い睡眠をするために、安いけど良い感じの枕にした。淡いグレーに白い星が散りばめられている。んん、お気に入り。今日から使おう〜!


そして、今日はNYLONを手に入れた。可愛い可愛いキングちゃん!

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NYLONさん、キングちゃんを見つけてくれて本当にありがとうございます。NYLONならやってくれると思ってた。原石です、彼らはダイヤモンドです。



そうそう、新調したメガネ(会社用)が良い感じで、生活が快適になりました。真面目に事務っぽい感じがして、家族からは本当に地味になったね、なんて言われたり、友人のお母さんからは、事務なんてあんたは勿体無い、他と違う才能があるんだ、もっと何か違う道があったよ!なんて言われながら、私はきっとずっとこの制服とともに生きていくのだろうと思う。

今は違和感あるこの制服が、いつか自分に見合うようになったら、それはそこで、自分にある限りの才能が、開いてくれたら良いと思う。与えられた場所で咲き誇る、とても、大切にしたい言葉だ。






2.27

黒崎くんの言いなりになんてならない。

小学校の同級生でもある友人、勝利担と初日舞台挨拶ライブビューイング付き映画を観てきた。映画を観るにあたって、「黒崎くんの言いなりになんてならない」のドラマを私は10回以上鑑賞し、目に焼き付けてきた。何と言っても、中島健人さんがぶっ飛んだ役柄であり、ぶっ飛んだ人間であることが、ドエス王子という設定の裏側から、中身からじわじわと溢れ出ているのがよくわかる作品となっている。
地上波にてドラマが流れた時には、何度もドエスが発揮されるところで笑ってしまう、キュンより面白いイメージがついてしまった。しかし、何度も回数を重ねて見ていくうちに、黒崎くんという人物がとても、可愛らしくかっこよくユーモアの溢れる人間であることがわかった。何より、ありえねー!って言いながら笑って観ていたシーンを、気付いた時に、黙ってキュンキュンするくらいには形勢逆転されていた。中島健人さんは、凄い。

そして今日、朝10時20分からの「黒崎くんの言いなりになんてならない」を観てきた。正直、かなり楽しみにしていた。そして、正直、かなり中島健人さんを好きになって帰ってきた。魔法にかけられたように、黒崎くんの虜になっている自分がいる。午前中から糖度の高い映像を食べてお腹いっぱいになってしまった。フライドポテトを食べながら人のキスシーンを観るという…。もぐもぐ食べてた手が止まるシーンも何回かあった。言ってしまえば、中島健人さんが小松菜奈ちゃんの耳をかじるシーンとキスマークを付けるシーンは、結構お気に入りで、これがエロキュンと呼ばれる要素なのか、と感心していた。同時に、そんなことやっちゃうジャニーズアイドル最高だ〜!なんて思いながらもこれが私のこよなく愛でる望くんだったら瞬殺だろうな、なんて思った。

舞台挨拶では、黒崎くんでは無く、中島健人さんの中島健人イズムが発揮されている姿が見えた。乱暴な投げキッス。割と好きかもしれない。「ひゃっかん♡」(ライブビューイングが全国100館でされている)もソーキュートだった。


絶対ハマってはいけないと、ずっとわかっていたはずなのに気付いた時には形勢逆転。中島健人さんは、そういう人であると思う。本当に、この言葉に尽きない。


是非、お時間のある人はこの映画を観てほしい。私のように恋愛経験値の低い人でも、ノットヲタでない人も、キュン、エロキュンするくらいには、楽しめる映画であると思う。そしてちょっと良い意味で小馬鹿にしていくと、最も簡単に形勢逆転される、ということもしっかりと覚えていくことを私はお勧めしたい。

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黒崎くんの言いなりになんてなりたい!!!




2.26

会社からの電話に目覚める。出たくない、出なければ。葛藤しながら携帯の緑のボタンに触れると機械音が聞こえる。すぐに掛け直す。運悪く、通話中に設定していたアラームが鳴る、朝からやってしまった。15時に約束を取り付け、逆算して、まだ数時間眠れることに喜びを感じる。友達からツイッターにリプがきている。読めば、ライン見て、とのこと。ラインを開けば事の詳細がかかれている。アパートの見学についてきてほしい、とのことだった。会社の用事が済んだら合流することにして、再び布団に潜る。

あまりの寒さでストッキングではなく、黒タイツを履いた。ストッキングは厳しい。スーツに黒タイツで許してほしい。会社へ行けば用事は五分で終わったので、友達がくるまでスーパーで待つ。待っている間に、友達と自分の飲み物と、安くなったアンパンマンのバレンタインチョコを買う。彼女はきっと今、一番忙しく大変だろうから、少しは休めよって意味も込めて。迎えに来た友達の車へと乗り込み、ナビしながら不動産屋を目指す。
不動産屋の扉を開けば、人の良さそうなお兄さんが一人で会社を回していた。親身になって考えてくれる様子から、友達も安心したような表情で話している。私が彼女を尊敬するのは、年上の方と話をしていく時の距離感と言葉遣い、怖気のない態度だ。そして何より必ず感謝の気持ちを言葉に示すところは、聞いているこちらも暖かい気持ちになるし、彼女が愛される理由のひとつであると感じる。案内役の面白いおじさんとも仲良くなり、ある程度部屋も決まった。面白いおじさんは「家賃に安いも高いもない。築年数や使い勝手の良さから全て統計に基づいてある値段であり、その値段に相当する価値があるものなんだ。値段の低さ高さの差はあるが、安い、という概念は無いのだ。」なんてことを教えてくれた。「ファッションにおいて、ブランドの鞄は、ブランドの名前にお金を払っているようなものだが、私はルイヴィト◯よりも何よりも、その素質に趣を置いてそのものに価値のある◯◯カバンの方が好きだからね」なんて言いながら、彼のポケットから出された免許証ケースはルイヴィト◯だった。ユーモアのある人、私は大好きです。

面白いおじさんからカルピスを頂いて、缶を握りしめながら挨拶して帰る。なんとも楽しい時間だった。

彼女の新生活が素晴らしいものでありますように。

2.25


ただいま。今日は凄く楽しい旅をした。というのも、全てが滑稽に見える現代離れした旅は、幼少期を思い出すのに十分過ぎるほどの要素たちが散りばめられていたからだ。
私はよく忘れ物をする質だ。そして、私は今日という日に遂にやってしまった。携帯電話を車の中に忘れたまま東京へ旅立った。気付いた時にはバス乗り場だった。絶望感と罪悪感に押し寄せられながら、バスに乗り込んだ。友人はありえないでしょう、と笑う。そうだ、ありえない。ネット依存症な私にはありえないことだ。これから5時間、往復10時間、もはややることはなく、あれだけ充電してきた携帯充電器は意味を持たないただの荷物になってしまった。悲しい。広角レンズは持ってきたのに、携帯はない。充電器は持ってきたのに、携帯はない。なんとも言えない旅のはじまり。私はひたすらに眠り続けた。
目を開ければ、池袋駅に降り立っていた。なんとも早いものだ。そして、友人の行きたいカフェへと案内し、milky wayという星座カフェに立ち寄った。自分の星座パフェは運悪くヨーグルトだったためやめた。なんせお腹が弱い。そしてこれからおよそ4時間はトイレに行けないだろう。私は無意識におとめ座パフェを頼んでいた。
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milky wayといえば、SexyZoneの名曲『milky way』が頭に浮かぶ。何とも素敵な曲である。パフェが届いて気づいたことがある。何故おとめ座パフェにしたのだろう。理由を考えてみたひとつは、好きだった人たちが皆おとめ座であったからではないか。渋谷すばるもそうだ。そしてよく考えてみれば、のんちゃんは獅子座だった。間違えた。次は是非とも獅子座を。

私はあることに気付く。携帯で写真撮れないなんて悲しすぎるから、インスタントカメラ買っちゃえば????考え出したら止まらないのが私だ。速攻近くの電気屋へ走り、ライトワンだった写るんですを手に取る。懐かしい。

友人と写るんですを使ってみる。ジリジリとネジを巻く音、小さな四角い世界を覗く、静かなシャッター音。これが俗に言うエモさか。

なんとも、この現代社会において、携帯電話を不携帯し、写るんですで写真を撮る22歳は滑稽である。それすらも楽しめるようになったから大人になったと思う。取り直しのきかない写真撮影、盛れない写真、すべて貴重なものだ。現代的では無いものが、一番現実を映してくれるものなのかもしれない。
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そして向かうは、大井町。今日の目的は劇団四季、リトルマーメイドだった。このために来たのだ。舞台と言えば、オペラグラス。ヲタク的には必須アイテムである。しかし手に持っている人はあまりいない様子だ。これが現場の違いか、なんて思いながら開演を待つ。

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素晴らしい作品だった。それを強く感じたのは、カーテンコールの一体感だ。出演者の並んだ姿を、前のめりになり拍手を送る観客に胸を打たれた。愛されている、劇団四季は、もしかすると凄い世界なのかもしれない。時代に流されない想いが宿っている。長年のファンも多いのだろう。伝統と成長を繰り返し成し遂げていく舞台、愛されるべき人たちだった。
アンダーザーシーの世界は、私たちにとって物凄く魅力的であり幻想的な世界である、と共に、私たちの現実世界にも、美しく素晴らしいものたちが宿りキラキラと輝いていることを、アリエルから学んだ気がする。そのキラキラが目に見えないとしても、どこかに隠れているとしても、私たちはそれを、見逃してはいけない。


帰りにつけ麺を食べながら思った。なんと滑稽な姿なのだろう。まだ夕方4時である。つけ麺は美味しい。東京にいる。携帯はない。写るんですはある。なんとも滑稽だ。


この小旅行で得たものは大きい。写るんです、とても楽しいので、たまには使っても良いかもしれない。滑稽だけど。滑稽だから。たまには携帯電話を不携帯しても良いかもしれない。滑稽だけど。滑稽だから。






久しぶりに見た携帯電話は通知のオンパレード。その中に会社からの着信が入っていることに気付き、全く滑稽じゃないと私は顔を青くした。

前言撤回、携帯電話を不携帯なんて良くない。


2.24

少しぬるいお湯に浸かっている。あぁ1時18分だ。今日はただただ眠り続けた。ぬるいお湯が心地よい。2時には寝たいなぁ。なんせ明日は4時半起きなのだ。お金の計算をしながら、もう来月の給料を計算してそれまでどうやって生きるか考える。私はいったいいくらもらえるのだろう。お給料の話を何も聞かされていない場所へ就職するというのは物凄く不安だ。まぁ、家賃光熱費が無いだけマシなのか。これから身体を洗い洗顔パスタで顔を洗い、髪の毛を洗う。最近、洗顔パスタに変えてから、洗顔の時間が楽しみになった。なんて良い匂いなの。癖になる。あぁ、ラッシュの洗顔とティーツリーウォーターが欲しい。我慢する。仕事にメガネとコンタクトのどちらで行くか迷い続けている。コンタクトの維持費は高い。元々目の良い家系に生まれ育っているため、コンタクトの維持費がとても高額に感じる。そうだ、美容室に行ってない。11月から行ってない。この前は半年ぶりの美容室だった。就活していく中で、髪に対する熱い想いはどこかへ行ってしまった。それでもプリンはさすがに気になるし、前髪は邪魔だと思う。来月行こうかな。明日は何を着ようかなんて決めたことも無かった。お気に入りの洋服を3セット持っていれば、それを洗濯された順番にローテーションで着れば良い。服に対してそこまで執着心も無くなった。ただ、お気に入りの洋服たちが洗濯待ちをしているのだ。先ほど言った通り、今日は眠り続けていた。自室に帰宅し、部屋着に着替えて服を溜めてしまったのだ。しっかりしてない証拠だ。明日どうしよっかな。そんなことばかり考えていたら、ぬるいお湯が冷たくなった。体の体温が奪われていく。おいだきボタンを押したらまだまだ長湯してしまいそう。明日という未来のために、私はこの冷たくなった世界から飛び出していく。さよなら。いってきます。

2.23

今日は、久しぶりの大学登校日だ。久しぶりの大学が、最後の大学になる。4年間お世話になった重いパソコンを背負いながら電車に乗る。たまたま駅で落ち合った友達と話ながら、ふと一年生の頃を思い出した。

私が、大学生になってから、初めて男の人をかっこいいと思ったのは、通学電車の中にいた男の子だった。まだ高校生であろう彼の手にはいつも速読英単語が持たれていた。必ず同じ場所から乗ってくる彼と必ず同じ場所から乗っている私は、ただ2駅だけの単なる乗客という間柄である。私は、速単ボーイと読んでいた。
ある日、とあるバンドの公演チケットを1枚手に入れた私は、大学終わりに一人でライブハウスへと向かった。携帯を見ながら向かっていると、目の前には赤信号。足を止めて、前にいる男の子3人組がいることに気付いた。目を凝らしてみれば、速単ボーイではないか!こんなところで、会うことってあるの!?しかもいつもは制服なのに、私服!私服もかっこいい!そしてあるひとつの疑惑が浮かび上がった。もしや目的地は同じ!?案の定、目的地は同じ場所、BAWDIESのライブだった。運命さえ感じた瞬間だった。
私にとって、電車通学は初めての体験だった。こんな漫画でよくあるような出来事が現実でも起こることがある、そんな数少ない可能性を体験して、まだまだ世の中捨てたもんじゃないなと、帰りにモスのホットドッグを食べながら思った。(ROYくんが召し上がれホットドッグ!って言ったから無性に食べたくなったのだった)
この一連の流れを、友達と話ながら思い出して名前も知らない好きだった人にお別れを告げた。
誰かを好きになることも、誰かに好かれることも、有難く経験できたことで、どちらにせよ、私にとって恋愛は不得意分野だと再実感した。そういう駆け引きやらテクニック、恋愛常識というものに凄く疎く欠け落ちているという新しい気付きもあった。

そんなのことを考えながら大学に着いた。今日は、出資金が返金される。有難き幸せ。臨時収入ゲットだぜ。

大学でまぁまぁ偉い先生の話を聞き流しながら卒業式の日程が書かれている用紙を見つめる。卒業か。
そうだ、ゼミの先生への、色紙完成させないと。終わったら集まって書こう。私は卒業パーティには不参加の予定であるから、はやめに書き終えてしまいたい。
ゼミの先生への色紙を描き終わり、ゼミ生(といっても4人)で研究室に押し寄せ、渡して帰った。先生ちょっと泣きそうになってて可愛かった。私たちのゼミが一番仲良く平和で一番個性的で自由だっただろうな、という自覚もあるし他ゼミからよく言われるから、多分そう。一番自由。なんせ、4人が4人、全てバラバラの学科からの寄せ集めであることがとても珍しい。ある意味自分のことを一番わかっている、わかりたい人の集まりなのかもしれない。卒論が終わらずに4人で研究室押し寄せるのも恒例だったし、ピザパーティーしたり、なんとも緩くフリーダム、それがモットー。このゼミで大当たりだった。ありがとう。

あとは、特に言うことなし。



今日も1日お疲れ様、早起きして部屋掃除をしましょう。おやすみなさい。

2.22

昨夜、明日やることリストを作った。やることリストをこなしていくには、早起きをしなくてはいけなかった。一度朝9時に目を覚ました私は、気がつくば15時の私に生まれ変わってしまったようだ。急いで支度をして、雑貨屋さんへと向かう。明日誕生日を迎える友達へのプレゼントを選ぼうと思っていた。(1月に、欲しいコートが色々な洋服とセットだったので購入したのだが、色々な洋服というのが、かなりのS、いやSSくらいのサイズで、勿論そんなのは片足しか入らないのが目に見えていたので、彼女にあげようと思っていた。)MURUAの黒のデニムスカートと黒ニットを購入していたわけだけど、なんだか物足らず、ちゃんとしたプレゼントを、選びに来たわけである。人へのプレゼント選びというのは、凄く楽しい。だけど、相手の今までやこれからを想像しながらの買い物は、とても時間がかかるものだった。結果的には、これから使えるような通帳ケース、毎日ヒールを履いて働くことになるだろうからフットケアクリーム、そして自分も欲しいと思っていたバターハンドクリーム。私が欲しいものを押し付けた形になってしまった。まぁいいかな、許して欲しい。そして、もう二人には、事前に購入した美尻効果エクササイズクッションの他、レトロなムーミンのハンドタオルとクリップを追加した。悩んで悩んで悩んで悩み過ぎて、1時間。今日やることリスト完了までは、果てしなく遠い。ラッピングを終えて、次のリストは、高速バスのチケットを取りに行くことだ。近々、というか明後日かな、劇団四季を観劇するためだ。これは数分で完了、チェック。まだまだチェックは2つ。家に帰宅すれば既に16時半。これは難しくなってきた。3人分のメッセージカードを書く。2人目を書き終えたところで17時。郵便局がしまってしまった。でもまだまだ大きな郵便局は20時までやっている。この情報は就活で身につけたものだ。3人目のメッセージカードを書き終えた。3つ目もクリアだ、チェック。そして、郵便局へ向かう。明日の誕生日へと間に合わせるために、窓口へ向かった。急いでゆうパックに住所を書いた。お届け日付に、2月23日と書いて差し出した。安心しながら、財布を開く。いくらくらいかな、2000円で足りるか…。前を見上げると、局員さんは苦い顔をしている。明日には配達できないそうだ。嘘だと言って欲しい。今日1日は、このためにあったというようなものだったんだ。頼むよ、局員さん。肩を落としながら、私は車に乗り込む。最後のチェックは、付けられないままだった。